三菱自動車/ラリーアートは7日、同社が参戦を予定している2001年度の世界ラリー選手権(WRC)の参加概要を発表した。
ドライバーはトミー・マキネンと、フレディ・ロイックス。それぞれを担当するコ・ドライバーにはリスト・マニセンマキと、スヴェン・スミッツが決まった。また、チームマネージャーは2000年を最後に勇退するフィル・ショートに代わり、1995年からトヨタチームのマネージャーを行っていたジョージ・ドナドソンが就任する。
注目の参戦マシンは、前半が現在も使用している『ランサー・エボリューションVI』を改良し、「WR-Car(ワールドラリーカー)」への搭載を前提としたデバイスを積極的に採用。改良箇所はなんと11カ所にも及び、グループAのマシンとしては最強のモンスターに生まれ変わる。
また、後半には三菱/ラリーアートが満を持して送り出す『ランサー・セディア』をベースとしたWR-Carがデビューする。搭載されるコンポーネンツは前半で磨かれたデバイスをさらに改良したものになる予定だが、セディアで実現したロングホイールベース化は「鋭いターン・インと安定旋回に貢献することだろう」としており、実車の登場が期待される。