【東京ショー2000 速報】ゴーンに直撃!! 作戦は成功ですか!?

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【東京ショー2000 速報】ゴーンに直撃!! 作戦は成功ですか!?
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日産ブースの中に「本日のプレスブリーフィングはすべて日本語で行います」という、そんなナレーターの声が響き渡ると、居合わせた取材者は一様に驚いたような表情を見せた。日産でブリーフィングを担当するのは塙会長ではなく、社長のカルロス・ゴーンだったからだ。

私を含め、その場に居合わせた取材者は皆が半信半疑だった。英語でスピーチする際に、日本語の通訳が入るのだろう程度に思っていたが、その期待は裏切られた。なんとゴーン社長はたどたどしいながらも日本語でリバイバルプランの成功と、その可能性に一歩前進したということを報告したのである。今までは挨拶程度の日本語を話すだけだったのに、台本が用意してあるとはいえ、この上達ぶりはすごい。素直にそう思えるような素晴らしいスピーチだった。

この日も相当に忙しいのか、スピーチが終わると足早に会場を去ろうとするCOO。そう、それが本当に素早い行動だったので、追うことができたのはわずかな人数。だからここぞとばかりに質問してみた。

歩きながら(写真も撮りながら)尋ねた質問は以下のとおり。

aA:リバイバルプランはあなたから見て、完全に成功したと言えますか?

COO:完全かといえばそうではないだろう。まだやるべきことはあるし、今期が黒字になったからといって、油断はできない。初期の計画の一部が実現したのみでやることはまだある。

aA:来年以降も続くニューモデル攻勢について何か一言。

COO:今は「期待してください」に留めておこう。いいものを作るという努力を怠らなければ、それは必ず結果に現れるはず。今の日産にはそれがあるから、ただ期待するだけでなく、楽しみにしてもらっていい。

モーターショーについての感想を聞こうと思ったところで玄関前に到着し、タイムアップ。「23-XX」のナンバープレートを持つ『フレジデント』で会場を後にしていく社長。いつも気難しそうな顔をしているゴーン社長だが、意外に気さくな人だったのにはちょっとビックリした。

《石田真一》

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