排ガス防止でアリゾナ州が破産?

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排ガス公害を少しでも減らそうと、代替燃料や電気自動車などの低公害、無公害車両を購入する人に対し州政府がインセンティブを行う、というのはカリフォルニアをはじめアメリカの多くの州で行われている政策。

ところがアリゾナ州の知事が、こうしたインセンティブは州政府にとってコストがかかりすぎる、とコメント。アリゾナ州では現在インセンティブにかかる費用が年間4億2000万ドル(約455億円)に達している。これはなんと州の予算の7%にも相当する。当初予定されていた費用は1000万ドル程度で、大幅に予算をオーバーしていることになる。

こうなってしまったのは、元々の法案が曖昧で、「代替燃料でも走行できる」普通のガソリン車でも1台あたり1万ドルもの税金控除が認められることになってしまったため。公害は減らない、州の予算は食う、でインセンティブ法案の見直しがせまられている。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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