アメリカ、ゼネラルモーターズ(GM)のブラジル現地法人、GMド・ブラジルは16日、同社が1994年から99年まで現地で生産を行っていた『コルサ』のシートベルトに問題があったとして、130万台のリコールを行うと発表した。
このクルマはオペル『コルサ』(日本名『ヴィータ』)をベースに、GMブラジルで生産していたもので、衝突事故を起こした際にシートベルトの固定金具が外れるという不具合が発生し、これまでに25件の事故が発生し、2人が命を落としているという。
GMブラジルでは、リコール問題となったシートベルトと事故の因果関係についての明言は避けているが、2人の犠牲者の遺族には賠償金を支払ったことも表明している。