オールドファンにはプラスティック・ボディの軽快なスポーツカーで知られているマトラだが、現在も存続している。量産メーカーの技術開発や車体生産におけるパートナーとして活発に活動しており、ルノー『エスパス』を開発・生産し、また市販間近のルノー『アバンタイム』の生産を担当することも決まっている。
そんなマトラが黒子ではなく自社の存在をアピールするために展示したのが『M72』コミューター・コンセプト。16歳から自動車運転免許なしでも乗れるマイクロカー規格だ。ルノーがシティ・カーの開発をマトラに依頼したのか、あるいはマトラからの提案か……。マトラでは2001年からM72をインターネットで販売すると発表している。