ジョーダンが来季からホンダのワークスエンジンを搭載することが決まり、事実上今シーズン限りで9年間のF1活動に幕がおろされることとなった無限。
無限にとってのホームレースがラストとなる鈴鹿に向けて、ひときわ闘志を燃やしているのがハインツハラルド・フレンツェン(ジョーダン)だ。2度の優勝を獲得した昨年に比べ、今シーズンはテクニカルトラブルに悩まされ続けた。だが、前戦アメリカGPで本家ホンダのジャック・ビルヌーブ(BAR)を押さえきり、第2戦以来となる久しぶりの表彰台をゲットするなど調子は上向き。
予選、決勝それぞれに的を絞って開発された鈴鹿スペシャルエンジン(SSスペック)を搭載し、フレンツェンが狙うはもちろん表彰台の頂上だ。