9月20日号のニューズウィーク誌で「ファイアストンの犠牲者」として、事故死した我が子の横で唯一生存したドライバーが泣き崩れるという、ショッキングな写真が紹介されていたが、このドライバーの所有するフォード『エクスプローラー』は「実はリコール交換されるタイヤの在庫がなく、交換待ちの最中に起きた事故だった」と、アメリカのウォールストリートジャーナルが14日に報じた。
現在までにリコール対象となったタイヤのうち、全体の約30%に当たる220万本の交換が終了しているが、一部地域ではリコール用タイヤの在庫が足らず、多くのユーザーが交換を待たされているという。
今回、交換待ちの期間による事故がクローズアップされてしまったことで、ファイアストンに対する風当たりは一層強いものになりそうだ。