アメリカでは車のオイルは走行3000マイル(約4800km)または3カ月ごとに交換する、というのが常識。しかしそれは本当に正しいことなのか、というユーザーにとってはショッキングなeブックが発行された。
このeブックを出したのは Automotive Lubrication Online、つまり「オイル交換を考える」、というオンラインサービスで、そのタイトルも『3000マイルごとのオイル交換は神話だ』というもの。その内容はというと、実は30年以上も前から3000マイルごとのオイル交換は不必要だったのにユーザーはだまされてきた、という過激さなのである。
著者のマイケル・カウフマン氏によると、「オイルの製造メーカーが真実を隠し続けてきた。オイルが実際よりも長持ちすることでユーザーがこうむる恩恵は計り知れないのに、企業の利益を守ることだけが優先されてきた」という。
またオイル交換の頻度が低くなることで環境汚染に対する影響も少なくなるはずで、こうした事実を公表しないのは犯罪、とこのeブックでは断罪。果たしてオイルメーカーの言い分は?
《Sachiko Hijikata, US correspondent》