全国軽自動車協会連合会は21日、軽四輪車の世帯あたり普及台数をまとめた。それによると、今年3月末現在の普及台数は「100世帯に40.8台」となり、初めて40台を突破した。
この調査は運輸省調べの軽自動車保有車両数である1932万3946台と、住民基本台帳による4741万9905世帯の数字のみを抽出して算定している。それによると100世帯あたりにみる軽自動車の普及台数は40.8台で、これは前年同期比の39.7台を上回り、初めて40台の大台を超えた。普及率は1977年以来、24年連続で拡大しているが、そのスピードは鈍化している。
軽自動車の普及率が最も高かったのが鳥取県の「100世帯あたり87.8台」で、一番低かったのは東京都の「9.3台」だった。東名阪では数値が低く、地方では数値が高いということから、依存する公共交通機関が少なく、家族のそれぞれが車両を保有しなくてはならない地方での普及が依然として進んでいることを、このデータが現している。