フォードのジャック・ナサ−会長が、4年計画でのSUVエンジンのクリ−ン化を発表した。なんと2005年にはランドローバー、フォード、マーキュリー、リンカーンのすべてのSUVの排出ガスを、現在より25%カットするという。
このプロジェクトは「よりきれいで安全な車をいち早く身近に」というモットーで進められており、フォードにとっては社運をかけた誓い、といっても過言ではない。アメリカでは政府が主導する排出ガスの削減が浸透し、消費者にとっても環境問題は大きな関心となっている。21世紀の自動車メーカーのリーダーとなるには、やはりクリーンというイメージを打ち出す必要があるようだ。
フォードではこの目標を達成するためにパワートレインを再点検し、軽量の素材を多用し、エアロダイナミクスを最大限にする、という。ということは当然ながら車のデザインにも大きな変更がうまれるはずで、2005年モデルのフォ−ド自動車のフォルムにはかなりの期待が集まりそうだ。