【ホンダF1ストーキング】ジョーダン、幻の2人表彰台

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ジョーダン無限ホンダのハインツハラルド・フレンツェンは、17番グリッドからのスタート。しかし2回ストップで燃料を軽くする作戦が当たり、雨が降り出してからは2位に躍り上がる。その後もドライタイヤで走り続け、3位に後退したものの表彰台を狙う。が、ゴールまで6周、電気系トラブルでリタイヤ。

「記憶に残るレースだね」とハインツハラルド。「マシンはほんとうに調子よかったし、競争相手をどんどん追い抜けた。ファンも喜んでくれただろうし、自分もノッてたよ。そりゃ、あんなところで止まってしまったのは残念だけど、競争力のあることは証明された。今日はノーポイントだったけど、これから大暴れするぜ」

いっぽうヤルノ・トゥルーリはハンツハラルドほど喜んではいない。素晴らしいスタートを決めて6番グリッドから3位にジャンプアップしたものの、その後の雨による混乱と黄旗無視での10秒ペナルティによって、9位完走が精一杯だった。

エディ・ジョーダンも失望を隠さない。「2台とも表彰台圏内だったのに。ドライバーがよく頑張ってくれただけになおさら残念だ。ヤルノへのペナルティは疑問だ。ヤルノはペナルティが取り消されると信じてその後も勝負を捨てることなく頑張ったよ」

《高木啓》

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