三菱重工業は29日、ETCの国内受注に本腰を入れることとなり、受注へ向けての将来方針となるロードマップの発表を行った。
三菱重工は日立製作所とのジョイントベンチャーで、東北自動車道の約50ヵ所と、単独事業としても阪神高速道の13ヵ所にETCを設置している。今後、ETCは日本の高速道路に急速に普及していくとみられることから、同社では「単独、もしくは他社とのジョイントベンチャー方式で、ETC設置のイニシアティブを取りたい」としている。
三菱重工としては、すでにマレーシアとタイに対して、日本で使われるものとほぼ同じETCシステムを納入しているという実績があるが、今後は国内への納入へ的を絞り、3年後までにITS事業を200億円規模まで拡大したいとの考えだ。