フォード自動車では、今年から重役へのボーナス査定にカスタマーの満足度投票の結果を取り入れることにする、という。もちろんこの査定対象にはCEOであるジャック・ナッサー氏も含まれる。
投票システムはフォード社内で開発されたもので、フォード自動車のオーナーに対しセールス、サービス、購入後3カ月と3年後の満足度についてアンケートするもの。この投票結果によって、なんと重役のボーナスは最大プラスマイナス50%も増減が行われると言う。
昨年のナッサ−氏のボーナスは670万ドル(約7億3000万円)で、年収の150万ドル(約1億6000万円)をはるかに上回る数字だった。もちろん社自体の業績もボーナスには大きな影響を与えるのだが、消費者の声をボ−ナス査定に取り入れる、というユニークな試み、アメリカらしくて好感を持たれそうだ。