キャンパー(キャンピングカー)の製作、販売では日本の大手として定評のあるホワイトハウスグループ・キャンパー事業部は、インターネット企画・製作会社のデイズの提案により、車内に快適なモバイル・コンピーティング環境を持つミニバン『モバイル@ステップワゴン』を製作、20日からインターネットを通じて全国へ販売する。全国希望小売価格は250万円。
ホンダ『ステップワゴン』(デラクシー2WD)がベース車両。サブバッテリーやFFヒーターなどはキャンパーとしてベーシックな装備だが、ユーザーにとって後付けの難しい装備をあらかじめ用意するいっぽう、パソコンや周辺機器はユーザーの持ちこみとした。これはユーザーが所有する機器をそのまま使用でき、将来の進化に対応できるようにするため。
また、こうしたクルマに興味を示すユーザーの能力を考え、商談は電子メールで行なわれ、納車はユーザーの元へクルマが直送される。また基本的に登録作業はユーザーが行ない、下取りも行なわない。
メーカー側はモバイル@ステップワゴンの利用例としてマスコミ、カメラマンなどの取材基地取材車をあげるが、すでに我がauto-ASCII24は昨年の東京モーターショーで“移動編集部”を出動させ、取材に威力を発揮した実績がある。『モバイル@ステップワゴン』はこれからモバイル・オフィスを入手してみようと考えている人にとって、とっかかりがしやすくなったのは朗報と言えよう。