ランチァではローマ法王のために、コンセプトカー『ディアロゴス』を走行可能なワンオフに仕立て上げた。プロトタイプをローマ教会のリーダーに献上したのはフィアット・グループのボス、パオロ・フレスコ(フイアット・オート社長)とパオロ・カンタレッラ(フィアット・グループ社長)。
全長5500mm、重量2tのリムジンは、3.0リットルV6、24バルブ・エンジンで駆動し、ATギアボックスは、人の歩く速さでもっともスムーズになるよう特別に調整されている。祭列で使うのに最適なチューニングだ。
サスペンションはセルフレベリング機能付き。折り畳み式のハードトップはトランクの中に折り畳まれ、乗下車のさいに法王が身をかがめなくてもよくなっている。なおオリジナルのディアロゴスは、1998年のトリノ・モーターショーで発表されている。