運輸省の“低排ガス性能”公開制度、問題多くもやらないよりはマシか!?

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運輸省は、自動車の車種ごとの排出ガス性能を公表する低排ガス車認定実施要領の作成にかかるパブリックコメントの募集結果を発表した。集まった意見はたったの2件で、注目度の低さが目立った。運輸省は低排ガス車認定実施要綱を近く告示して、実施する方針。

低排ガス車認定は、型式ごとの自動車の排ガス性能を調査して、その自動車の排ガス性能がどの程度のレベルかを一般に公表して、低排ガス車の普及を図るための制度。運輸省が発表した低排ガス認定の実施要綱についての意見では、排出ガス測定方法が実際の走行状態と乖離しており、測定方法の検討が必要というもの。

運輸省では「排出ガス測定モードは走行実態の検査から都市部における代表的な走行パターンとして定められたもので、認定は排ガス規制値からの削減割合で区分した排ガス量の基準に基づいて行うため、排ガス規制の測定結果で評価することにした。排ガス測定の走行モードについては走行実態など、所要の調査を行い、その結果を踏まえて見直しを検討する」という。

また、認定の耐久走行距離は8万kmでは少ないとの意見に対しては「耐久走行距離は、各車種ごとの平均使用年数、その間の走行距離等の使用実態を考慮して決定した数値で、日本における平均的な走行距離であるとしている。

運輸省では、低排ガス車認定実施要綱を近く告示して、排ガス性能を調査、結果はインターネットなどで公表する。

《レスポンス編集部》

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