日産は間接部門の合理化をねらい、来年4月に北米の販売会社と製造会社を統合する。同時に、販売金融会社やハワイ日産など3社の人事、法務、財務機能も統合する。これらのリストラ策により、2001年3月末までに各社合計の間接部門人員を1,000(現在約5,000人)人削減する。10月に発表した「日産リバイバルプラン」の一環だ。
北米で販売とマーケティングを行う統括会社のNNA(本社=カリフォルニア州)が全額出資の子会社で製造会社のNMMC(テキサス州)を吸収する。また、販売金融のNMAC(カリフォルニア州)と金融会社のNCI(ニューヨーク州)、ハワイ日産のバックオフィス機能を統合する。
人員削減はエグゼクティブクラスも含めすべての層を対象とする。業務の統合と自然減を中心に実施するが、必要に応じてレイオフなども行うという。