【東京ショー速報 Vol. 54】フォードのデザイン部長、『021C』の量産化を否定せず

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[ロンドン発]フォードのデザインを統括するJメイズは、東京モーターショーに展示されたコンセプトカー『021C』の量産化について、その可能性を否定していない。明るいオレンジ色に塗られた3ボックス・サルーンはプロダクト・デザイナーのマーク・ニューソンがデザインしたもので、東京ショーでデビューした後、ロンドンのデザイン博物館で開催される展示会のセンターステージを飾るためにイギリスへ送られる。

「このクルマを黒く塗ればロンドンの町並みによくたいへんよく似合う。このクルマを生産する際の障害となるような点は、デザインについては見つからない」とメイズはいう。
「ロンドンでの人々の反応を見てみたい。その上でビジネス・プランに組み込むか否かを決めたい」


黒塗りの021C(想像図)

021Cの外観は斬新だが、プラットフォームのハードポイントは次期フィエスタのそれを想定している。したがって理論上は、量産化は簡単である。ただし、車幅全部に及ぶ前後のライトはデザインのキーエレメントだが、変更を余儀無くされるだろう。はたして量産化の可能性はあるのだろうか? 何が起きても不思議のない世界ではあるが...。


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