【東京モーターショー出品車 RX-EVOLV Ver. 11】実用サルーンも顔負けの優れた室内パッケージ

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ボディサイズは全長×全幅×全高=4285×1760×1350mmで、現行RX-7(全長×全幅×全高=4280×1760×1230mm)とほぼ同じ。その中でホイールベースは2720mm(現行2425mm)と驚異的に長い。トヨタ・アルテッツァが4400mmの全長でホイールベースが2670mmだから、どのくらい長いかわかるというもの。

これはもちろん、リアに2人分の十分なスペースを作り出すことにつながっている。さらに、エンジンはコンパクトなロータリーで前軸の後ろ、燃料タンクも後軸の前に位置し、主要部分を車体中心にレイアウトできている。室内はセンタートンネルの存在が大きく、完全な4シーターとなっている。しかし、それぞれのリアシートは座面もヘッドルームも十分。メッシュシートの薄さがかなり利いていると思うが、実際に座ってみた感じではアルテッツァとかわらない居住性だった。


トランクスペースもまずまず。

セダンではないのでフロアをフラットにする必要がなく、センタートンネルを大きくしている。ちょうどホンダS2000と同じような構造だが、これによりセンターピラーのあるボディにまったく遜色ない剛性を確保できた。

このセンタートンネルは前部で広がっており、その中にギアボックスとエンジンがすっぽり収まる。新ロータリーエンジンは極めてコンパクトで、前面投影面積がギアボックスとほぼ同じ。しかも全長が短く、フロントアクスルより後ろにマウントしているので、ボンネットを開けてもエンジンルームにわずかに顔をみせているだけ。ギアボックスに関しては外からはまったく見えない。ちなみに燃料タンクもリアアクスルより前にマウントされている。

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