試乗したのは『T-5』だけだが、パワフルなターボ仕様のエンジンを搭載したモデルだけにじつによく走る。
コンパクトに見えるがヨコ幅はあるので、実際に乗ると意外と広く感じる。つまり、トレッド(左右のタイヤ間の距離)が広いということで、ハンドリング性能も予想以上によい。
とてもいい雰囲気を持っている。プロポーションは、FFの3BOXセダンとしてはアルファ156に並ぶ秀逸な出来ばえだ。
ボルボのデザイン力が今まさに絶頂期に感じられるぐらい、『V50』のエクステリアはお洒落。さらにインテリアもモダンだ。
デザインがいい。ボルボらしい堅牢感を漂わせながら、ショートノーズを上手く使ってコンパクト級の可愛らしさと広い室内を両立させた。
先代はベース車を強引にボルボ風に仕立てた感じがあったけれど、今度の『S40』(『V40』も)はどこから見ても立派なボルボ。凝縮感というか、かたまり感のあるデザインでバランスもいい。
スウェーデンのモダンリビングのようなインテリアデザイン、スポーティなエクステリアなど、切れのよいデザイン力がある。ライバルはBMW、アウディ、メルセデスなど。価格的にはV50がもっとも安い。
今度の『S40』は、スタイリングが大きな魅力。『S80』から始まった“新世代ボルボらしさ”は全長の短いこのモデルがもっともデフォルメ風に強調されて感じられる。
6日に発表されたボルボ『S40/V50』、受注開始が5月、デリバリーは7月頃を予定している。ずいぶん先の話で、購入希望の方は待ち遠しいし、迷っている方は『レスポンス』を読んでじっくり検討してほしい。
ボルボ『S40/V50』は、一回り大きい『S80』と同等の歩行者衝突安全性が確保されている。これはエンジンの補機類を下方にマウントしたり、インテークマニフォールドを樹脂製にするなどの工夫あってのことだ。
ボルボ『S40/V50』(6日発表)は、マツダ『アクセラ』や、次期フォード『フォーカス』と同じプラットフォームを使用している。だが、ボルボ・カーズ・ジャパンの桜庭徹・マーケット企画部長は「酷似していても同一ではない」と説明する。
6日に発表されたボルボ『S40/V50』、受注開始が5月、デリバリーは7月頃を予定している。異例といっていいほどずいぶん先の話であるが、ボルボの好調と自信の現れだ
ボルボ『S40/V50』の「フリーフローティング・センタースタック」は、これまでのメタル線ワイヤーハーネスに代わり、新たに光ファイバーハーネスが使用されているという。このため信号伝達方式も従来とは異なる方式になっているようだ。
ボルボ『S40/V50』のインテリアで最も目を引く部分といえば、それは北欧のスタッキングチェアを模した「フリーフローティング・センタースタック」と呼ばれるセンターコンソールだろう。
6日に発表された、新型ボルボ『V50』。同時に発表された『S40』同様、上級サルーンの『S80』と同等の衝突安全性能を確保し、『S40』よりわずかに長い全長のこのスポーティなエステート、受注開始は今年5月になるそうだ。