介護式福祉車両でトヨタがシェアを占める一方、自操式に力を入れているのがホンダだ。なんと足だけで運転できる福祉車両で、ホンダ独自の運転補助装置が搭載されている。
第32回国際福祉機器展が27日、東京ビッグサイトで開幕した。会場には多数の福祉車両が展示された。自動車会社の福祉車両に関する動向をいくつか紹介すると、やはり、この分野でも強いのがトヨタ自動車だ。
第32回国際福祉機器展が27日、東京ビッグサイトで開幕した。会場には多数の福祉車両が展示され、車いすに乗った身体障害者をはじめ多くの来場者が詰めかけた。この日の午前中には、トヨタ自動車の豊田章一郎名誉会長も10人ほどのお供を連れて福祉車両を見て回った。
三菱自動車は、9月27日から29日まで東京ビッグサイトで開催される第32回国際福祉機器展に、参考出品車として『コルトプラス・セルフトランスポート仕様車』や、運転補助装置(手動運転装置)を装着した『ランサーエボリューションワゴン』など、福祉車両「ハーティーラン」シリーズから計6台を出展する。
トヨタ自動車と宮城県トヨタ車両販売店5社は、全国で9カ所目となるウェルキャブシリーズの総合展示場「トヨタハートフルプラザ仙台」を仙台市内に10月8日にオープンすると発表した。
ダイハツ工業は、後席にシートリフト機構を備えた福祉車両『アトレー・リヤシートリフト』を8月29日から発売すると発表した。アトレーリヤシートリフトは、軽乗用車の「アトレーワゴン」をベースに、後席にシートリフト機構を搭載した。
損保保険ジャパンは、自動車保険で、耳や言葉の不自由な顧客向けのバリアフリーザービスとして、FAXでの事故受付サービスと契約内容変更受付サービスを10月1日から開始する。
日産自動車の関連会社のオーテックジャパンは、新型『セレナ』にライフケアビークル「チェアキャブスロープタイプ」を設定し、30日から発売開始した。
日産自動車は、9月27日−29日の3日間、東京臨海新都心の東京ビックサイトで開催される第32回国際福祉機器展に、ライフケアビークル10台を出展すると発表した。
ダイハツ工業は、後席にシートリフト機構を備えた福祉車両『アトレー・リヤシートリフト』を29日から発売すると発表した。
ダイハツ工業は、軽自動車では初めてとなる、車いすごと運転席に乗り込める自操式福祉車両専用車『ミラ・セルフマチック』を11月14日から発売すると発表した。
東洋ゴム工業は、市内循環・低床路線バス専用タイヤの新製品『M628』を開発、11月から発売する。交通バリアフリー法で、低床バスの比率は増大し、バスの偏平サイズのタイヤ装着が増加、従来では見られなかった偏摩耗や早期摩耗の発生も懸念されている。
ニッポンレンタカーサービスは福祉車両を有償運行する際に必要な車体表示ステッカーを作成し、福祉有償運送を行う団体や事業者への提供を始めたと発表した。福祉車両の配備地域も43都道府県に拡大した。
財団法人の対日貿易投資交流促進協会とオフィスイントは、障害児と介助する家族を対象に、国内外の最新型の車いすや福祉機器、福祉車両を体験できるなどの福祉機器のイベント「MIPROキッズフェア2005東京」を18、19日に東京・池袋のサンシャインシティー文化会館3階Cホールで開催すると発表した。
日産自動車とオーテックジャパンは、5月20日から22日までの3日間、ポートメッセなごやで開催されるウェルフェア2005に、『ノート』、『ラフェスタ』の福祉車両など、9台を出展する。