日産自動車の関連会社のオーテックジャパンは、キューブをベースにしたライフケアビークルチェアキャブ「スロープタイプ」を一部改良して5日から発売した。
トヨタ自動車は、『ノア』と『ヴォクシー』のウェルキャブ(メーカー完成特装車の福祉車両)を一部改良して24日から発売開始した。
トヨタ自動車は、『シエンタ』にウェルキャブ(メーカー完成特装車)の車いす仕様車を設定して4日から発売した。
ダイハツ工業は、福祉車両の『ムーヴ・スローパー』のショックアブソーバー(緩衝装置)に不具合があったとして国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
日本自動車工業会が発表した上半期(4〜9月)の福祉車両販売実績によると、福祉車両全体の販売台数は前年同期比25.7%増の2万603台と大幅に伸びた。
年々規模を拡大し、来場者も増加を続けている福祉機器展だが、それによってこれまで明るみにならなかった社会のバリアフリー度の低さもあらわになってきた。
時計や文具、ベッドなど生活に関わるさまざまな家具や用品を製造・販売する業者が集まってコラボレーションし、バリアフリー製品のラインナップを展開するのがアダプティック・デザイン・ユニオン。
住宅のバリアフリー化リフォーム事業を手がけるI.R.ケア株式会社(東京都葛飾区)では、手動車椅子に装着する電動ユニット、『チェアーライダー』を開発している。あえて車椅子と一体化させず、汎用性を高めているのが特徴だ。
テイストエッジを効かせたシャープなラインで構成したコンパクトカーの『NLSV』コンセプト。バリアフリーをアピールしている『ラウム』のように、助手席側にスライドドアを持つコンパクトカーである。
日産自動車と関連会社のオーテックジャパンは、15日から17日まで、東京ビッグサイトで開催される第30回国際福祉機器展に参考出品車2台を含む展示車10台を出展すると発表した。
日産『キューブ・キュービック』の福祉車両には、いたる所に障害者に対する乗降の配慮がなされた設計となっている。助手席回転シートは、体をひねることなく乗降の負担を軽減した車両だ。また、ドライビングヘルパーは、主に下肢に障害を持つユーザに対し、アクセル・ブレーキ等を手だけで操作することができるようにした車両である。
新型『ライフ』は通常モデルのグレード、「Dタイプ」、「Fタイプ」、「Cタイプ」に加え、福祉車両である「ALMAS」(アルマス)シリーズもFタイプ、Cタイプの2グレードがラインナップされる。ただしエンジンは自然吸気のみでターボはない。
トヨタ自動車系の車体メーカー、関東自動車工業は『ファンカーゴ』をベースにした車いす移動車の累計生産台数が3000台に達した、と発表した。軽を除くスロープ付き車の生産台数では、国内最多という。
トヨタ自動車は8日、札幌トヨタ自動車など札幌地区のトヨタディーラー5社と共同で、ウェルキャブシリーズの総合展示場「トヨタハートフルプラザ札幌」を9月27日に同市西区内に開設すると発表した。同プラザとしては全国8番目となる。
国土交通省は、今秋までに所管の公共事業整備計画を一本化した「社会資本整備重点計画」をまとめる。計画は「公共事業の中身が不透明」、「いったん計画を決めると、融通がきかない」などの批判を踏まえて、バリアフリー化率や緑地面積率などを数値目標として明示。法体系や地方公共団体への補助金制度も、成果主義に変更する。