ソニー『nav-u』(ナブ・ユー、NV-U1)のカーナビ機能はどうだろうか。まず、驚かされたのは、起動の速さだ。DVDはおろかHDDカーナビよりも速く地図が表示される。これは、地図情報の読み出しがメモリーからなので当然といえば当然だ。
ソニー『nav-u』(ナブ・ユー、NV-U1)は、そのルートガイドとナビゲーション機能も、ポータブルナビとは思えないくらい、据付型ナビとの違和感がなかった。
ソニー『nav-u』(ナブ・ユー、NV-U1)は地図情報やカーナビソフトを内蔵のメモリに保持している。このメモリには本体地図として全国地図が格納されているが、住所検索が番地までで号での検索ができないものだ。これはメモリ容量による制限だ。
欧米では、ポータブルカーナビは、ゴムの吸盤でフロントウィンドウに取り付けるのが一般的だが、日本の道路交通法では、フロントガラスに視界を妨げるものの装着を禁止している。
ソニーは以前、本体が車から着脱可能でPCなどとリンクできるカーナビ製品を出していたが、その後日本のカーナビ市場からは撤退していた。しかし、米国ではカーナビ製品の開発と販売を続けていた。
ナブ・ユーでは、GPSでの測位に加えて、進行方向や横方向の動きを加速度センサーで、上下方向の変化は気圧センサーでフォローする世界初のハイブリッドポジショニングシステム「ポジションプラス」を新たに採用している。
ナブ・ユーに内蔵しているフラッシュメモリ容量は512MBで、サンヨーのミニゴリラ(1GB)などに比べても小さい。しかし、本体内のデータは用途に合わせて変更でき、またメモリースティック(MS)を利用すれば施設と住所のデータ拡張も可能だ。
ソニーは27日、4.3V型タッチパネル液晶と512MBのフラッシュメモリを搭載したパーソナルナビゲーションデバイス(PND)『nav-u』(ナブ・ユー、型番「NV-U1」)を発表した。発売は3月22日で、価格はオープン。