「本社の開発コンセプトでは、『Bクラス』を『CST』(コンパクトスポーツツアラー)と呼んでいた時期もありました。日本ではスポーティな多目的コンパクトカーであると考えています」と、メルセデスベンツ乗用車マーケティング部商品企画2課の新道学さん。
23日、ダイムラークライスラー日本から、新型多目的コンパクトカー、メルセデスベンツ『Bクラス』が発売された。エクステリアデザインはスポーティかつダイナミックなテイストを盛り込む。
東京モーターショーのメルセデスベンツブース、市販車と同じように並べられて見過ごしてしまいそうだが、参考出品として2005年のジュネーブモーターショーで発表された『Bクラス』が展示されている。
ジュネーブモーターショーでは、メルセデスベンツが、新ラインナップ『Bクラス』のワールドデビューを飾った。昨年のパリモーターショーで公開されたCST=コンパクト・スポーツ・ツアラー『ビジョンB』の量産モデルで、今夏の発売を予定している。
メルセデスベンツはCST=コンパクト・スポーツツアラー『ビジョンB』コンセプトを量産化、『Bクラス』としてジュネーブモーターショー(3月1日開幕)で発表する。『Aクラス』の兄貴分ともいえる5ドアハッチバックワゴンだ。
メルセデスベンツは、今年後半からアメリカで販売予定だった『Bクラス』ワゴンの販売開始を延期することを明らかにした。これはユーロに対するドルが安値のため、今の状況で販売しても利益を圧迫する、と考えられるため。
メルセデスベンツはパリモーターショーに、世界初公開となる『ビジョンB』スタディを出品した。メルセデスベンツが提案した“スポツツアラー”コンセプトのうち、CST=コンパクト・スポーツツアラーがビジョンBである。
メルセデスカーグループ統括のユルゲン・フベルトはパリモーターショーで、スタディ2台、『ビジョンB』と『ビジョンR』を発表した。ビジョンBは『Bクラス』として、ビジョンRは『Rクラス』として量産化されると見られている。
メルセデスベンツはパリモーターショーに『ビジョンB』スタディを出品、『ビジョンR』と合わせて、クロスオーバーのスポーツツアラー・ファミリーを提案する。こちらは『Bクラス』の予告か。
メルセデスベンツではラインナップ最小モデルである『Aクラス』のアメリカでの販売を数年前から検討していたが、マーケット事情などによりAクラスとしての投入を事実上あきらめた、という。かわりにメルセデスが計画しているのは、Aクラスのプラットフォームを流用した小型のスポーツツアラーで、『CST』の名前で販売される可能性が高い。