
メルセデスベンツ Cクラス 新型の実体を暴け!
先般、東京の代々木特設会場でベンツの新型『Cクラス』が発表された。ベンツについては、どうしてもブランドイメージが先行しがちだ。今回も、随分「いい」評価があるらしいが、懐疑心を抱く。そこで今号では、「ベンツCはそんなにすごいのか?」、ライバル車と比較し、その実体を暴く。

【メルセデスベンツ Cクラス 新型発表】スポーティさを増すアクセサリー
新型メルセデスベンツ『Cクラス』には意外なほど多くのアクセサリパーツが用意されている。プレミアムセダンの一翼を担うモデルだけに、ラグジュアリーテイストのものが多いかと思いきや、スポーティなエアロパーツや機能性を高めるシステムキャリアなどが豊富に用意されている。

【メルセデスベンツ Cクラス 新型発表】C300アバンギャルドSを走らせた
ツインリンクもてぎのレーシングコースで、メルセデスベンツ『C300アバンギャルドS』を走らせてみたが、その安定感の高さには驚かされた。もてぎのバックストレートでは、最高速度が180km/hを超えるが、そこからフルブレーキングを行なってもクルマはまったくブレることなく速度を強力な減速Gに変換してくれる。

【メルセデスベンツ Cクラス 新型発表】スポーティなC300アバンギャルドS
新型メルセデスベンツ『Cクラス』の最上級モデルとなる「C300アバンギャルドS」には、15mmローダウンされるスポーツサスペンションやドリルドベンチレーテッドディスクブレーキ、AMGスタイリングパッケージ、パドルシフトなど、走行性能を高めるアイテムが標準装備されている。

【メルセデスベンツ Cクラス 新型発表】エントリーでも質の高い走り
新型メルセデスベンツ『Cクラス』の「C200コンプレッサー」を実際に走らせてみたフィーリングは、予想を超える高いパフォーマンスを発揮してくれた。

【メルセデスベンツ Cクラス 新型発表】よりパワフルになったC200コンプレッサー
新型メルセデスベンツ『Cクラス』のなかではもっともベーシックな位置付けになる「C200コンプレッサー」だが、先代のC200コンプレッサーより最高出力を21psも向上したパワートレインは大幅に力強さを増し、スーパーチャージャー独特のコンプレッサーからのノイズも減少している。

【メルセデスベンツ Cクラス 新型発表】3種類のパワートレイン
日本に導入される新型メルセデスベンツ『Cクラス』には、1.8リットルスーパーチャージャーと2.5リットルのV6、3リットルのV6という3種類のパワーユニットが用意されている。そしてトランスミッションは、1.8リットルスーパーチャージャーは5速ATとなるが、V6にはメルセデス自慢の「7Gトロニック」と呼ばれる7速ATが組み合わされている。

【メルセデスベンツ Cクラス 新型発表】クオリティ感と快適性もアップ
新型メルセデスベンツ『Cクラス』のインテリアは歴代のCクラス同様に優れた機能性を持ちながらも、質感の高いデザインに仕上げられている。インパネはシンプルなデザインだが、エレガンスにはウォールナット、アバンギャルドにはブラックバードアイメープルウッドの本木目パネルをあしらって高級感を高めている。

【メルセデスベンツ Cクラス 新型発表】コマンドシステムを全車標準装備
新しいメルセデスベンツ『Cクラス』のインテリアのなかで注目したいのは、全車に標準装備されるHDDナビと、それをコントロールする「コマンドシステム」だ。

【メルセデスベンツ Cクラス 新型発表】仕様によっては先代よりお得
新型メルセデスベンツ『Cクラス』(6月22日日本発表)の車両価格帯は、「C200コンプレッサー・エレガンス」の450万円から、3リットルV6エンジン搭載の「C300アバンギャルドS」の664万円。