三菱とピニンファリーナは、97年の『パジェロ・ピニン』以来8年近い付き合い。三菱自動車『コルト・クーペ・カブリオレ・コンセプト』では、2+2のシートアレンジで、ボンネットを持たないコルトのオープントップ化ということで、長いリアデッキが付けられている。
フェラーリの『エンツオ』、マセラティ『クワトロポルテ』等を手がけてきたピニンファリーナのケン奥山氏をして「これは、いける。自信作」と言わしめた三菱自動車『コルト・クーペカブリオレ・コンセプト』。
ジュネーブモーターショーで発表された『コルト・クーペカブリオレ・コンセプト』は、三菱自動車とピニンファリーナのコラボレーションにより、南欧テイストあふれるスモールカブリオレに仕立て上げられた。
三菱自動車は、ジュネーブモーターショーに、スモールカーの『コルト』のオープンモデル、『コルト・クーペ・カブリオレ・コンセプト』を発表する。2006年に市販する予定のコンセプトモデルで、ワールドプレミアムとなる。
三菱自動車は3月のジュネーブモーターショーで発表予定の『コルト・クーペカブリオレ』コンセプトカーの写真を先行リリースした。三菱によると量産は2006年初期に始まる予定で、コンセプトカーは最終デザインにきわめて近いという。
最近、景気のいい話を聞かない三菱自動車だが、三菱車はチューニングカー、カスタムカーのモーターショー、「東京オートサロン」(14−16日、幕張メッセで開催)の常連。メーカーカスタマイザーのラリーアートの今後の動きにも注意。
三菱ヨーロッパとイタリアのカロッツェリア、ピニンファリーナは16日、『コルト』第3のモデル、「コンバーチブル」の開発・生産について合意した。ピニンファリーナが開発、トリノにあるピニンファリーナ工場で06年初めより生産が始まる。
コルト『プラス』の登場に合わせて、『コルト』も大幅なマイナーチェンジを実施した。エクステリアではフロントマスクのデザインを変更。中央のスリーダイヤマークがグリルの中に納まり、スッキリとしたデザインになった。
「ユニークで市場で存在感のあるコンパクトカーを作りたかったんです」とコルト『プラス』のコンセプトについて語るのは、吉松広彰さん(三菱自動車商品企画本部FF系開発センタープロジェクトマネージャー)。
「本来は20代から30代の走りを楽しむ若い人がターゲットなんですが、ワタシぐらいの年齢でも、こういうクルマを欲しがっている人も多いのではないかと思います」と『コルト』とコルト『プラス』に設定されたターボモデルについて、開発責任者は語る。
「コルト『プラス』のエンジンは、エンジン単体でドイツから送られてきて、日本でCVTと組み合わせ、シャシーに搭載されます。今まで逆の展開はありましたが、日本にエンジン単体が輸入されるケースは少なかったと思います」とコルトプラスの開発責任者は語る。
「コルト『プラス』の開発初期段階では、『コルト』の派生車ではなく新しいファミリーワゴンの新型車を作る予定でした」と語るのは、コルトプラスの開発責任者、三菱自動車商品企画本部FF系開発センター プロジェクトマネージャーの吉松広彰さん。
自販連が発表した11月の乗用車車名別順位(新車販売)は、トップがトヨタの『カローラ』で、2カ月連続の首位。前月2位だったホンダの『フィット』は前年同月比9.7%増の1万2195台とプラスだったが、約カローラと約2500台差で敗れた。
三菱自動車は、新型車『コルトプラス』の受注台数が、発売後1カ月で、月販目標の1.6倍になったと発表した。コルトプラスは経営再建中の同社の「事業再生に向けた第一歩」となる車種。
三菱自動車は、欧州生産の5ドアコンパクトカーの『コルト』が、ドイツの「ゴールデン・ステアリングホイール賞」のクラス1で最優秀賞を受賞したと発表した。