『308ディーゼル』を以前紹介した時、敢えて1.6リットルと2リットルを分けて考える必要がある、と書いた。それはエンジンの構造によるものだったが、今回は1.6リットルで触れなかったこのクルマの楽しさについて書こうと思う。
2シリーズ・アクティブツアラーは異色の存在と言える。それは「ファミリー」にフォーカスを当てたモデルだからだ。その異色のモデルに追加されたプラグインハイブリッドがBMW『225xeアクティブツアラー』だ。
トヨタ自動車のベーシックカー『パッソ』を450kmほど走らせる機会があったのでリポートする。
新しいパワーユニットには、新しいデザインであってほしい。クルマを所有する喜びのひとつが、まわりから認知してもらうことだとしたら、注目を浴びるデザインは必須項目といえる。
ドアに埋め込まれたフラットなハンドルの淵を指で引っ掛けて開けるドアは長い。低い着座姿勢のスポーツシートがスーパースポーツらしくていい。ステアリングはチルトとテレスコピック機能でドライバーの好みのドラポジが造り出せる。
BMWを代表するスポーツセダンの『3シリーズ』に加わったのが、プラグインハイブリッドの「330e」だ。2.0リットルの直列4気筒DOHCエンジンにモーターを組み合わせ、リチウムイオンバッテリーの容量は26A、7kWhである。
グリルから“2枚歯”がなくなり、DSウイングとロゴで、新たに立ち上げられたDS Automobilesブランドをアピールする外観。小さなボディに主張の強いメッキのグリルはどうかな?とも思ったが、いやどうして、何なく魅せてしまうところはDSの一員だ。
現在、国内で販売されるアウディの唯一のプラグインハイブリッドが『A3スポーツバックe-トロン』だ。最大出力110kW(150ps)の1.4リットルターボエンジンに、最高出力80kW(109ps)の電気モーターを組みあわせたシステムは、最大約50kmのEV走行を可能としている。
PHEVに乗っていると、HVのときよりもバッテリーの残量がやたら気になる。HVだと、クルマが勝手に電気を使うのを見守るしかなかったけれど、PHEVになると、ドライバーがもっと積極的に関与できるようになる。
マツダ『アクセラ』が商品改良され、新たに『デミオ』などと同じ1.5リットルディーゼルが追加され、そちらに話題が集まっているが、やはりディーゼルの主役は、アクセラに関する限り「22XD」のような気がする。
『X5 xDrive40e』は、BMWが『i8』に続くプラグインハイブリッド(PHEV)として設定したモデルだ。これに続いて様々なPHEVが登場している。
今冬発売予定の『プリウス』のリーディングカー、『プリウスPHV』の新型プロトタイプに試乗した。
運転席に座ったとたんに目が点である。これがボルボなのか。ボルボが社命をかけて追求する安全性。インテリアのデザインやスイッチの位置やカタチなど、計算された理念のもとに作られてきたはずだというのに、この凄まじい変わりよう。
VW『パサートGTEヴァリアント』は、車格こそ違うものの『ゴルフGTE』と同様の1.4リットル直噴ターボTSI+電動モーターというプラグインハイブリッド・システムを搭載している。
明るい運転席からの景色に、グレーでゆったりとした空間を演出するシートが心地いい。二列目三列目での居心地が家族のおもてなし度を左右するとあれば、ここは手を抜くわけにはいくまい。