F1中国GPのウィナー、ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)は、バーレーンGPで上海のようなパフォーマンスを再現するのは容易ではないという見通しを語った。
ディフェンディング・チャンピオン、セバスチャン・ベッテルは、愛車レッドブル「RB8」の予選ペース改善を強く期待している。
F1バーレーンGP最終段階の疲れからそう言わせたのか、F1のドン、バーニー・エクレストンが「ニューヨークのイベントは1年遅れるかもしれない」と発言した件に、当のニュージャージー側からは素早い反応が戻ってきた。
昨2011年のレースが中止となったF1バーレーンGPでは、スタート/フィニッシュラインを挟むメインストレートに初めてDRSゾーンが設定された。ちなみにF1でDRSが採用されたのは、2011年が初年度である。
政情不安を伝える報道もあるなか、2012年F1第4戦として、今週末にバーレーンGPが開催される。シャキール・インターナショナルサーキットは全長5.412km。昨年は延期措置から中止となったが、過去7回グランプリが開催されている。
メルセデスAMGがF1上海GPで、記念すべき優勝を達成した直後のチームの様子を、メルセデスベンツ・モータースポーツ部長のノルベルト・ハウグが語る。
現状でポイント獲得の可能性が小さいと判断したトーロロッソは、F1中国GP(15日決勝)をテストの延長と捉え、ダニエル・リチャルドにはアップデートを、ジャン-エリック・ベルニュにはあえてマレーシアGP仕様に近いマシンを用意したという。
メルセデスAMGのチーム代表であるロス・ブラウンは、ダブルDRSシステムと呼ばれる空力ソリューションは違反ではないという判断を、歓迎している様子だ。
ダブルDRSシステムの衝撃は、トップチームを中心に波紋が広がる。導入か、否か……。マクラーレンのチーム代表、マーティン・ウィットマーシュは冷静な判断が必要だと慎重な姿勢を見せている。
F1中国GPで鮮烈な勝利を飾ったメルセデスAMG「W03」。それに搭載されたダブルDRSシステムが注目の的になっているのは周知の事実だ。これはDRS作動時にフロントとリヤウイングの気流を同時に失速させて意図的にダウンフォースを削るという巧妙な仕掛けだ。