日産自動車の海外向け高級車ブランド、インフィニティが4月23日、北京モーターショー16のプレビューイベントでワールドプレミアした『QX スポーツインスピレーション』。同車の公式映像が、ネット上で公開されている。
中国の自動車産業はゆるやかながら再編が進められ、小メーカーは次第に大手に吸収されるようになっている。そのいっぽうで異業種から乗用車市場に参入しようとするベンチャーも次々と誕生し、モーターショーで存在感を示すようになってきた。
思わず「装甲車?」とも勘違いしそうになる迫力の展示が米国製スーパーSUV『ジョージ・パットン』だ。第二次世界大戦で活躍したジョージ・パットン陸軍将軍に因んで名付けられ、その名前は中国でも知られるほどの人気だという。
独自車種を発売してから、まだわずか6年という広州汽車。しかしSUVのGSシリーズが好調で、着実に市場での存在感を高めている。そして今回はSUVラインナップのフラッグシップとなる『GS8』をデビューさせた。
コンセプトカーと市販モデルを問わずSUVばかりが目立っていたなかで、スポーティさを前面に打ち出していたのが奇瑞汽車(CHERY)だ。中国地場ブランドのなかでも中核の奇瑞汽車は新しいスローガンも発表し、若い世代にアピールする姿勢を鮮明にした。
昨年はグループ全体での国内販売台数が2位となった東風汽車公司(DFM)。ただしこれはトラックや提携する多数の海外ブランドの業績による部分も多く、他メーカーと同様に自主ブランド車の充実を急いでいる。
中国初の自動車メーカーとして設立された第一汽車を中心にブランドを展開し、国内で最大規模を誇る第一汽車集団。今回は最上級ブランド「紅旗」に焦点を当て、ラグジュアリー感覚のコンセプトカーを公開した。
欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲンは4月25日、中国で開幕した北京モーターショー16において、コンセプトカーの『BUDD-e』を中国初公開した。
2015年はグループ全体での国内販売台数が586万台を超え、首位の座を獲得した上海汽車集団(SAIC)。その勢いそのままに、北京モーターショーでもグループ内の各ブランドが積極的なアピールをおこなった。
北京汽車をはじめとして、いくつものメーカーやブランドを抱える北京汽車集団(BAIC)は、地元ということで広大なブースを展開。未来的なコンセプトカーや発売されたばかりの新型車、そして発売予定モデルを大量に出展した。