トヨタブースでは4台の『シエンタ』を展示しているが、どれもがノーマルモデルと大きくイメージが異なり、いずれもシャープになった。今回のオートサロンではシエンタは標準仕様とは違う層の顧客の獲得を狙う。
ヴェイルサイドのブースの中央に構える黄色のスーパーカー、それが『NSX Fourtune model』(フォーチュン・モデル)である。世界のスーパーカーを目指したというスタイリングだ。
電気自動車によるカーレース、そんなものがものすごく身近になるかもしれない。そんな想像をさせてくれたのが、ゼロスポーツの本格的な一人乗りスポーツタイプEV『ゼロEVエレクシードRS』だ。
ダイハツブースでは、カーボンファイバ製のボンネットパネル、トランクパネルを装着した『コペン』が展示された。このパネルはDTD SPORTS製だが、通常のカーボンファイバ製とはひと味違っている。
今回のオートサロンで、最も異色な出品車は第5ホールに展示されている。『Option』ブースに展示されている“それ”は、すでに原型を留めていない。いや、原型を留めていないクルマだからこそ、展示する意義があるのかもしれない。
ホンダは『ODYSSEY Modulo CONCEPT』(オデッセイ・モデューロ・コンセプト)を展示した。ブースでは凹の字状の展示台にクルマがまたがり、その溝に鏡が置かれ、特徴的な下回りが良く見えるように展示してある。
ホンダブースでは出品車両『ライフ・モデューロ・コンセプト』をモチーフにし(デフェール:神奈川県横浜市青葉区)のパティシエである安食雄二氏が手掛けたオリジナルスイーツ「ラ・ヴィ・ドゥーズ」を先着300人に配布するサービスが行なわれた。
リンカーンでは98年の『マーク8』以来スポーツカーが生産されていないが、レトロイメージの『マークX』コンセプトを発表。このクルマに関しては市販化が決定しているわけではないが、一般の評価、対応を待って検討したい、という。
ホンダブースでは、純正カスタマイズのコンセプトモデルが展示された。女性誌『an・an』誌上で異業種デザイナーとコラボレートした『LIFE Modulo CONCEPT WITH an・an』はホンダの純正アクセサリーを手がけるホンダアクセスからの参考出品車だ。
シボレー『ノマド』は、量産が決定したポンティアック『ソルスティス』、そしてコンセプトのサターン『カーブ』の兄弟車。ファッションとファンクションを融合させた2+2コンセプトだ。
スバルカスタマイズ工房がデザインを手掛けた『レガシィB4・アステローペ』は、上品なイメージを感じさせるクルマだ。見た目の派手さを追い求めるのではなく、上品な格好良さを求めたという。
エンドレスといえば、ブレーキパッドやキャリパーなどのアフターパーツを手掛けるメーカーだが、チューンされた日産『スカイラインGT-R』と一緒に展示されていたコンパクトなマシンがあった。コンパクトなボディだが、実は大きなヒミツが隠されていた。
スズキ『ラパン』のピラーを150mmカットして、地を這うような迫力感を出したのがスズキ『ラパンSSワークス』だ。ベースモデルとなったのは『ラパンSS』だが、ルーフが低くなったことでそのイメージを一新させている。
この無限チューンの『フィット』は260PSを発揮するパワーユニットを搭載。2003年米国SCCAワールドチャレンジクラス参戦アキュラ『RSX』の「K20A」レーシングスペックエンジンを、ストリート向きにリチューニングしたとのこと。
三菱ブースのなかで『グランディス』や『ランサー』に囲まれつつも、異彩を放つ一台がある。それが奥まった所に展示されている『エクリプス』だ。