2004年には日本で年販2万台を達成したい……。プジョーはモータショーの席上で“野望”を持っていると告白した。いまやボルボ、オペルをも打ち負かす存在で、小型モデルに限定すればVWに次ぐ地位を得ているだけに、その言葉にはそれなりの説得力はある。
ホンダの吉野社長は言い切った。何度も何度も言い切った。「これを実行する」「こういうクルマを出す」と。一部はすでに明らかにされているものだったが、モーターショー会場で世界中のプレスを前に宣言する(24日)という行為に説得力がある。
シトロエンは日本法人、オートモビル・シトロエン・ジャポンを設立し、2002年4月1日から輸入販売業務を行うと発表した。これにより35年に渡って続けてきた新西武自動車販売での販売にピリオドを打つこととなる。
24日、トヨタとダイハツは共同で記者会見を行った。モーターショー会場では初めてのことだ。出品しているショーモデルのなかにも、ダイハツの軽自動車サイズの燃料電池車のように、両社の共同開発によるものがある。期せずして、トヨタグループの結束力を見せつけるプレゼンテーションになった。
ルノーのコンセプトカー『タリスマン』(フランクフルト・ショーで発表)は、日産のインフィニティ『Q45』用V8エンジンを搭載する4シーターのFRクーペだ。そのデザインについて、ルノーのデザイン担当副社長であるパトリック・ルケモン氏が語った。
1998年にフェラーリに買収されてからマセラティの売り上げはうなぎ上り、2000年の販売台数は2027台と2年間で約3倍増となっている。
フランクフルト・ショーでジャガー・カーズ社が発表した『Rクーペ』が東京に現れた。現地のファンに好評だったばかりでなく、日産のカルロス・ゴーン社長が熱心に見入っていたように業界内部でも注目のクルマだった。
日本で一番クルマ好きな自動車会社の社長は誰かと尋ねたら、何人かの名前が上がるだろうが、光岡自動車の光岡社長は間違いなくその筆頭にランクされると思う。『ZERO-ONE』以来、完全なるオリジナルカーからは遠ざかっていた同社だが、モーターショー初出展を機にスーパーカー『オロチ(大蛇)』を発表した。
スバルのプレスブリーフィングは、竹中社長の挨拶の前にGMのワゴナー会長、スズキの鈴木修会長をそれぞれ紹介して「GMアライアンス」を強調することから始まった。プレスブリーフィング自体も昼休みの1時間を除いて、スズキ、オペル、いすゞ、GMの順に続いている。
フォルクスワーゲンのディビジョンのひとつとなったイギリスの高級車ブランド、ベントレーは元気だ。24日午前にロールスロイスと共同で行ったプレスブリーフィングのなかで、販売台数を今後5年で現在の年間1500台から同9000台へと大きく引き上げる計画をぶち上げたのだ。