モデル末期になると新鮮さが失われ、次に出てくる新型が気になるのは人の常。けれど、マツダの場合、末期になればなるほどクルマが成熟していく。
まだ発売前ということで、試乗はサーキットということになったが、新しい『プリウスPHV』は、ほぼトヨタの目論見通りに仕上がっている印象を受けた。
「ますます発売が楽しみになった」。これが試乗後の素直な感想だ。
現行『プリウス』ベースのPHV、新型『プリウスPHV』は、バッテリーにリチウムイオンを採用。急速充電(CHAdeMO規格)では約20分で80%充電が可能。AC200Vでは約2時間20分で充電を完了できる。
『プリウスPHV』のプロトタイプ車に試乗した。従来のPHVはいかにもプリウスの派生車という感じで特徴に欠ける部分があったため、今回はプリウスとの違いをデザインでも走りでも明確化してきた。
★をどうつけるかで、悩んでしまった。5つの項目のどれを見ても、削る要素がないからだ。強いて言えば価格なのだろうけれど、その項目はないし。国産コンパクトから見れば高額。ただ、価格が高いとか低いとか、そんな単純な話じゃない。
日本を代表するスタイリッシュミニバンのエスティマはまだまだ現役、どころか今回のビッグチェンジで強豪ライバルとも互角に戦える完成度を持つに至っているのだからびっくりだ。
トヨタの『プレミオ/アリオン』がマイナーチェンジを受けた。プレミオは1957年に発売された『コロナ』をルーツとするモデルで現行モデルは通算13代目、アリオンは1970年にデビューした『カリーナ』がルーツで現行モデルが通算9代目だ。
PSAが日本に向けてディーゼル攻勢をかけてくる。その第一弾として投入されたのが、1.6リットルと2リットルのディーゼルターボで、『308』には2種のディーゼルターボ、『508』には2リットルディーゼルターボが積まれた。
年次改良こそ実施してはいるが、商品力の面でも遅れを感じていたのが『アクセラ』である。しかし、安心していい。遅れどころか一気に最先端に躍り出たのが今回のアクセラだ。マツダが大々的に「大幅改良」と謳うだけのことはある。