死者9人にのぼる中央自動車道の笹子トンネル内の崩落事故で、山梨県警は業務上過失致死傷容疑でトンネルを管理する中日本高速道路に対し、きょうにも家宅捜索する。
中央道笹子トンネルの天井板落下事故を受け、国土交通省は12月3日、同じ吊り天井方式の全国のトンネル49本について、緊急点検を実施すると発表した。
羽田雄一郎国土交通相は12月3日午前、天井板崩落で犠牲者を出した中央道笹子トンネル(山梨県)を視察。現場となったトンネル内に入り、今日までに判明した9人の犠牲者に黙祷をささげた。
2日朝8時3分ごろ、中央道上り線「笹子トンネル」(山梨県甲州市)の天井コンクリート板が崩落する事故が起きた。通行中の複数の車両が巻き込まれた。
師走に入り、残りの1ヵ月ぐらいは、紙面を賑わすようなニュースはなく、平穏無事で終わって欲しいと願っていたが、そう甘くはなかった。死者9人を超える悲惨な事故が、中央自動車道上り線の笹子トンネル内で起こってしまった。
11月28日午後4時45分ごろ、群馬県高崎市内の県道を走行中の乗用車が対向車線側へ逸脱。対向車線を順走してきた別の乗用車と衝突する事故が起きた。この事故で逸脱側のクルマに乗っていた2人が死傷している。
11月28日午後1時15分ごろ、島根県松江市内にあるスーパーマーケットの駐車場で乗用車が暴走。そのまま入口横のガラスを突き破って店内に突入する事故が起きた。この事故でクルマにはねられた男性客1人が重傷を負っている。
11月28日午前7時50分ごろ、大阪府能勢町内の国道173号を走行していた大型トレーラーが橋上でスリップ。橋の欄干に衝突する事故が起きた。車両は炎上したものの、運転者は脱出して無事。しかし、消火で使った水が凍結して約7時間30分に渡って通行止めとなった。
独立行政法人の情報通信研究機構(NICT)は11月30日と12月1日の両日、施設内で研究内容の発表や展示を行うオープンハウスを実施している。NICTまでのアクセスはJR国分寺駅から路線バスで約10分。10時から17時までの公開で、入場は無料となっている。
ユタカ技研は、米国連結子会社が環境汚染問題で米国司法省との間で司法取引する契約を結んだと発表した。