そのとき、ヤリスクロスの懐の深さを見た。わざとアクセルを無造作に踏んでみても、モーターが速度を静かに上乗せしてくれる感覚だけで気持ちいいことこの上ない。
被害軽減ブレーキだ、それ、ブラインドスポットモニターだと、四隅に技術がてんこもり。ちょっとぶつけただけで、すぐ修理。ちょっとこすっただけでも、すぐにエーミング? めちゃめちゃ高くつきそうなのだ。車両保険、入ろうかな。
リッチでゴージャスな雰囲気は、水素で走る特別なクルマ感がうまく表現できていると思う。私、好きだし、このデザイン。でも、全長4975mmは大きいけれど。
自動運転技術を支えるためのデジタルマップは、日本の高速道路をすべて網羅している。高速道路上にいるときは、車両接近通報音を鳴らさないようにできないものかと、本気で考えてしまう。
本線上にいるレジェンドが気の利かない王様走りをしていると「自動運転ってほんとに意地悪!」と反感を買うことになりかねない。道交法の理解とは異なるものの、思いやりのある運転行動は、世の中を幸せにすると思うのだ。
2015年10月。愛媛県で、視覚障がい者といっしょにいた盲導犬が、後退してきたトラックにはねられ共に亡くなった。トラックには後退時に警報音が出る装置がついていたが、事故当時、スイッチは切られていたという。
「ここにいる自治体はすべて、同じヤマハ製のカートを利用しているが、うちだけ旧型なので、新型にしてもらいたい!」と、先制パンチ。そりゃそうだ。きれいな車両を使いたいのは本音中の本音だろう。
10年後なら、電気自動車はもっと作り方も受け入れ方も違ってくるだろう。でも、今、存在するクルマなのだ。ユーザーが期待しているものも、テスラのようなぶっとんだ感覚ではないはずだ。
パスタ(小麦)を食べたあとジムでランニング中にアナフィラキシーショックを起こした例がある。原因物質を体内に入れたあと、激しい運動などが重なると起こしやすくなることがあるという。
“観音開き”なんて使い古された呼び方じゃなく、“フレンチドア”って呼べばよかったのに。冷蔵庫では聞きなれた“フレンチドア”、クルマでも広めてほしかったな。