エンジンラインナップは2種類。初代『アテンザ』で世に出た直4ユニット、「MZR」型の2.0リットルと、2.3リットルに代わって登場した2.5リットルが設定されている。
マツダ新型『アテンザ』にとって最重要パートのひとつであるスタイリングを手掛けたのは、FD3S型『RX-7』などを手掛けた佐藤洋一氏である。
マツダがコミュニケーションのキーワードとして使用している“Zoom-Zoom”。それを最初に使用したのは2002年にリリースされた初代『アテンザ』であった。
豪雨のサーキットで手にしてみた第一印象は、目線がブレないということ、そして動きが軽いということだ。
FMパッケージを基本とする日産『GT-R』のサスペンションは、前ダブルウイッシュボーン、後マルチリンクという形式。しかし当然ながら、そこには『スカイライン』などとの互換性はない。
「VR38DETT」という形式名を与えられた3.8リットルツインターボ・エンジンは、『スカイライン』などに搭載の自然吸気の「VQ」型とボア径こそ共通だが、シリンダー内壁にプラズマコーティングを施すことでライナーレス構造を実現しているなど、別物と見たほうが正しい。
スーパーカーを謳うならば、見た目の第一印象で驚き、衝撃を与えなければならない。美しいか否かは二の次ですら構わないはずだ。そういう意味で日産『GT-R』は、まさにその資質を満たしているといえるだろう。
“マルチパフォーマンス・スーパーカー”というのが日産が『GT-R』に与えたキャッチコピー。それは、限られた人だけではなく、“誰でも、どこでも、どんな時でも”高性能を引き出せるスーパーカーという意味だ。
走り出してすぐに感じるのはステアリングフィールのよさ。左右に操舵したときの反応は滑らかだし、速度を上げていくほど落ち着きが増していく。モーターを容量アップした電動パワーステアリング、キャスター角とトレール量を増やしたフロントサスペンションの効果を早速体験できたというわけだ。
持ち前の燃費のよさをさらに伸ばし、クラストップレベルのパワーを両立させるべく『フィット・プロトタイプ』のパワーユニットは1.3リットル、1.5リットルともに新開発とされている。