新型『フィット・プロトタイプ』のスリーサイズは、現行モデルに対して全長が+55mmの3900mmに、ホイールベースが+50mmの2500mmにわずかに拡大されるいっぽう、1695mmの全幅、1525mmの全高はそのままとされた。しかしスーパーフォワードキャビンの採用によって、その優れたパッケージ効率はさらに大幅なレベルアップを果たしている。
大ヒットモデルの後継車はとかく苦労するもの。とくにホンダの場合、2作連続の成功はないというのが定説となっている感すらあるだけに、この『フィット・プロトタイプ』の開発も、きっと一筋縄では行かないものだったに違いない。
新エンジンの魅力は走り出してすぐに感じ取ることができる。吹け上がりがきわめてスムーズなのだ。燃費向上のためのフリクションロス低減が、走りのクオリティにも効果を及ぼしているというわけである。
アウディ『A6』シリーズの新モデル、2.8リットルV6新開発エンジンを搭載した「2.8FSIクワトロ」(8月29日発表・発売)このFSIエンジンには、吸気まわりに「アウディ バルブ リフトシステム」といわれる新テクノロジーを搭載したことがトピックだ。
8月29日 アウディ『A6』シリーズに2.8リットルV6新開発エンジンを搭載した「2.8FSIクワトロ」が追加された。
走り出してすぐに感じるのは、アクセル操作に対して素直にトルクが立ち上がるということ。1500rpmという低回転域から最大トルクを発生する特性ゆえに、アクセルに軽く足を乗せるだけでクルマがスーッと前に出て、まさに意のままに走らせることができるのだ。
「1.8 TFSI」ユニットはじつは「2.0 TFSI」の縮小版ではない。そのブロックは88mmというシリンダー間隔こそ変わらないが、共通点はそれだけ。
2004年にデビューしたアウディ『A3スポーツバック』は、アウディジャパンにとってきわめて重要な存在である。何しろアウディ車の販売全体のじつに35%が、このモデルで占められているという。
今回確認できたのは、すべて全車19インチタイヤ、大径ブレーキシステム、4輪アクティブステアを備えた仕様である。
2代目となる『スカイラインクーペ』のシャシーは基本的にセダンと共通。ホイールベースは2850mmで、サスペンションはフロントがダブルウイッシュボーン、リアがマルチリンクとされる。とはいいつつも、もちろんセッティングは別物である。