ヤマハ発動機は、大阪市中央区の道頓堀川クルーズ(運航:インディクルーズ)向けボートに、次世代電動推進器「HARMO(ハルモ)」を納入した。近畿地方へのHARMO納入は初めてで、当該ボートは9月中旬からの運航を予定している。
HARMO搭載ボートは、電動ならではの静粛性に加え、統合ボート制御システム「ヘルムマスターEX」との連携により、ジョイスティックによる簡単な操船を実現している。狭い水路での旋回などでドライバーの負荷軽減に寄与するほか、従来の鉛バッテリーに代えてリチウムイオンバッテリーを搭載。観光船や業務艇への展開を見据えた実証の場としても注目されている。
今回納入した2基のHARMOは、友池産業製のアルミポンツーンボートに搭載された。8月21日(金)と22日(土)には道頓堀川と大阪北港マリーナで見学・試乗会が開催され、行政関係者らが参加。都市型観光船の新たな可能性を体感する機会となった。
HARMOはモーター駆動にリムドライブ方式を採用し、高効率な電動推進を実現している。特に低速域で強いスラスト(推進力)を発揮し、振動・騒音が極めて小さいのが特徴だ。大舵角のステアリング機構によりその場での回頭も可能で、2基掛けではジョイスティックを横に倒すだけで横方向への移動ができ、難しい離着岸操作をサポートする。
HARMOはすでに北海道小樽の運河クルーズや徳島市のひょうたん島クルーズなどで運航実績があり、静粛性や操船性の高さから乗客・運行業者双方に好評を得ている。





