矢崎総業、AI画像認識開発支援サービス展示へ…EdgeTech+ 2025

矢崎総業がEdgeTech+ 2025に出展へ
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矢崎総業は、11月19日から21日までパシフィコ横浜で開催される「EdgeTech+ 2025」に出展すると発表した。

同社のAI・デジタル室が、画像認識AI開発の現場をサポートする画像アノテーションサービスを紹介する。AI・デジタル室は2020年に創設され、AI・IT技術を活用して社内外に新たな価値を生み出すために発足した組織だ。

展示では、画像解析やAIモデル運用の現場で課題を抱える企業に向けて、矢崎の画像アノテーションサービスを提案する。対象となる課題は、衛星・インフラ・農業などで自動化が効かない画像処理に手間がかかることや、教師データの精度のばらつきや整合性の問題、AIモデル開発における教師データ整備のリソース不足、図面やCADなど現場ごとに表記ルールが異なりデータ整備が難しいことなどだ。

同社の画像アノテーションサービスの特長は、矢崎の社員によるアノテーションで高品質を担保し、全量検査とトリプルチェック体制で誤差を防止することである。また、衛星・インフラ・図面など高難易度案件で豊富な実績を持つ。

特に相談が多い業界として、自動車・電機・機械製造業では外観検査・ライン分析・部品検知など高精度化案件、建設・インフラ領域では衛星画像や図面・現場画像の構造理解が必要な高難易度案件、IT・情報通信では画像認識AI開発・アノテーション業務の外部化などがある。

矢崎総業は1941年に創業し、「世界とともにある企業」「社会から必要とされる企業」を社是に掲げている。世界トップクラスのシェアを誇るワイヤーハーネス事業、自動車部品やエネルギー機器の開発・製造・販売事業を展開し、現在は世界46の国と地域に拠点を展開している。

《森脇稔》

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