日本ペイントホールディングスの日本グループ各社は、11月12日から14日まで幕張メッセで開催される「第8回 塗料・塗装設備展 COATING JAPAN」に出展すると発表した。
同展は塗料・塗装・コーティング技術の総合展で、機能性塗料から塗装設備・表面処理技術を扱うメーカーが一堂に会する。自動車・エレクトロニクスなどの工業分野をはじめ、建築・建材分野に携わる技術者も多数来場予定だ。
日本ペイントグループは、一般社団法人日本塗料工業会のブース内で、グループ各社の高機能塗料や顧客の課題解決に貢献する技術を発表する。
主な展示製品として、日本ペイント株式会社からは重防食用塗料「ダンジオーラシステム」を出展。塩害環境対応型の高遮断・さび転換塗装システムとして注目される。
日本ペイント・インダストリアルコーティングス株式会社は、発泡断熱、耐火、超耐薬品、高耐久、絶縁、高反射など多種多様かつ高度なニーズに対応する機能性塗料を展示する。
日本ペイント・オートモーティブコーティングス株式会社からは、自動車向け型内塗装(インモールドコーティング)技術を紹介。樹脂成形と塗装を一工程で完結し、自動車製造工程のカーボンニュートラルに寄与する技術として期待される。
このほか、日本ペイント・サーフケミカルズ株式会社の表面処理剤「サーフクリーナー SD600RT」「サーフベスト ME-91」、日本ペイントマリン株式会社の船舶用塗料「アクアテラス」も展示される。アクアテラスは世界初の防汚剤フリー自己研磨型船底塗料として注目を集めている。
11月13日には会場内セミナーで2つの講演を実施。14時45分からは「防食領域の常識を覆す 塩害環境対応型 高遮断・さび転換 ダンジオーラシステム」、15時30分からは「カーボンニュートラル実現に向けた自動車用金型内塗装用塗料開発」について、同社グループの技術社員が講演する。
展示会は幕張メッセ ホール7で開催され、時間は10時から18時まで(最終日のみ17時終了)。事前登録により無料で入場できる。



