自動車部品メーカーのネクスティア・オートモーティブは、メキシコ・ケレタロ州に新しいメキシコ技術センター(MXTC)を開所したと発表した。
同センターは、北米における同社の戦略的成長とイノベーションへの取り組みにおいて重要な節目となる。MXTCは、メキシコおよび地域全体におけるOEM製品の開発と検証のための高度な技術サポートを提供しながら、応答性、効率性、品質を向上させるためにネクスティアの現地エンジニアリング能力を強化する。
ロビン・ミラベック社長兼最高技術責任者は「メキシコ技術センターの開設は、世界的にバランスの取れた拠点戦略における新章の幕開けとなる」と述べた。「メキシコにおける現地のエンジニアリングおよび検証能力を強化することで、北米全域での業務の卓越性、イノベーション、顧客重視の成長への取り組みを強化していく」と説明した。
MXTCはケレタロ州エルマルケスの産業団地パルケ・インダストリアル・フィンサIIに位置し、8900平方メートルの面積に現地エンジニアリング・サポート、製品検証、テスト、オフィス・スペースを備えている。このセンターはネクスティアの製品とプロセス・テクノロジーに特化しており、地元のOEM顧客に合わせた革新的なソリューションとテクニカル・サポートを提供する。
MXTCには、多分野にわたり高度なスキルを持つチームが配置されている。ケレタロ州政府の支援を受けたこの戦略的投資により、ネクスティアはトップクラスの人材を引きつけ、地域全体のOEM顧客と協力する能力を強化する。
同センターは、タイム・ゾーンや技術的な専門分野を超えてシームレスなコラボレーション、効率性、イノベーションを可能にする地域的な生産および技術ハブを備え、5大陸にまたがり、グローバルにバランスの取れたネクスティアの拠点をさらに強化する存在となる、としている。



