トヨタ自動車の米国部門は9月5日、デジタル小売りソリューション「スマートパス」が販売100万台を達成したと発表した。
フィラデルフィア郊外のトヨタ販売店、アードモア・トヨタを訪れたドリアン・マローンさんは、スマートパスを通じて新車の『RAV4』を購入する予定だった。しかし、彼女が知らなかったのは、トヨタの代表者たちがスマートパスの節目を記念して、車両代金を全額支払う小切手を持って待っていたことだった。
フィラデルフィア地域在住で学校管理者として働く母親のマローンさんは、スマートパスを利用した100万人目の顧客となった。
トヨタモーターノースアメリカのスマートパス販売部門で小売り変革担当ゼネラルマネージャーを務めるジョン・マイヤーズ氏は「100万台販売達成はスマートパスにとって大きな節目であり、ディーラーとチームの努力の証だ」と述べた。「スマートパスはトヨタブランドの真の差異化要因となっており、自動車購入体験の未来を形作ることに興奮している」と語った。
2020年に導入されたスマートパスは、顧客が新車のオンライン検索とディーラーでの購入をシームレスに行き来できるよう設計されている。マローンさんにとって、これは3台目のトヨタ購入時の利便性と安心感を意味していた。
ただし今回は、車両ローンなしで帰宅することになったという。