台湾Compal、日本オフィス設立…車載赤外線センシング事業拡大へ

台湾の電子機器メーカーのCompal Electronics, Inc.(Compal)が車載赤外線センシング技術の日本市場における事業拡大を目的として日本オフィス設立
  • 台湾の電子機器メーカーのCompal Electronics, Inc.(Compal)が車載赤外線センシング技術の日本市場における事業拡大を目的として日本オフィス設立

台湾の電子機器メーカー、Compal Electronics, Inc.(Compal)は9月1日、車載赤外線センシング技術の日本市場における事業拡大を目的として、Compal USA (Indiana) Inc. 日本オフィスを設立したと発表した。

日本オフィスはCompalの赤外線センシング技術の地域展開を担う戦略拠点として、国内OEMメーカーやTier1企業、L4自動運転サービス企業との関係を強化するとともに、日本市場に特化した営業・技術支援を提供し、持続可能なモビリティ社会の実現に貢献する。

CompalのAutomotive Electronics Products(AEP)事業部は、自社開発の赤外線センサーとAIアルゴリズムを統合した先進運転支援システム(ADAS)の開発に取り組んでいる。Infrared Technology Systems(ITS)部門は、夜間や悪天候など視界不良な環境下において、歩行者や動物を高精度に認識する赤外線カメラソリューションの開発に注力しており、2029年より米国で施行予定の夜間歩行者緊急ブレーキ義務化(連邦自動車安全基準 FMVSS 127)への対応を目指している。準拠製品のサンプル出荷は2025年第3四半期より開始予定だ。


《森脇稔》

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