豊田通商が、アフリカ44カ国・地域において包括的な協力に関する覚書(MOU)を締結した。
今回の協力協定は、自動車産業の発展、ヘルスケア分野の向上、インフラ整備、教育支援など多岐にわたる分野を対象としている。ケニアでは保健省と医療・リハビリ技術向上を通じたQuality of Life改善を目指す協力を開始。エジプトでは日本科学技術大学への奨学金拠出継続や、KD事業を通じた自動車産業発展に向けた政府との協力体制を強化する。
アフリカ各国では、水インフラ整備も重要な取り組みとなっている。アンゴラのウイジェやソヨでは給水インフラ整備、ナミベでは太陽光発電を電源とする淡水化プラント開発を推進。モーリタニアやカーボベルデでも海水淡水化プラントの開発を通じて水不足解消を図る。