FORVIAグループ、最先端テクノロジーを紹介する『 Innovation Days YOKOHAMA』を開催

次世代のスマートキャビン「Saphir」
  • 次世代のスマートキャビン「Saphir」
  • 次世代のスマートキャビン「Saphir」
  • 次世代のスマートキャビン「Saphir」。コックピット周りは浮遊感のあるデザインで、ハーフミラーのブレードを使用する
  • 次世代のスマートキャビン「Saphir」。休憩時には運転席も回転し、キャビン全体を1つの空間として使用できる
  • 次世代のスマートキャビン「Saphir」。車内のシートやフロアボードなどを外へ持ち出し、屋外での利用も可能となる
  • 将来のコックピットを想定した「Opale」
  • 将来のコックピットを想定した「Opale」。インパネでは反射板に映像を投影する技術を活用して、物理的なディスプレイを廃止した
  • 将来のコックピットを想定した「Opale」。まるでドアが透過しているように車外の映像をドアに投影して後方から近づく自転車などを発見しやすくする

世界第7位の自動車部品サプライヤーであるフォルシアの日本法人フォルシア・ジャパンは7月10日、開催中だったFORVIA(フォルヴィア)グループの最新技術を展示した『FORVIA Innovation Days YOKOHAMA』を、6年ぶりにメディア向けに公開した。

会場では、電動化&エネルギーマネジメント、安全&自動運転、サスティナブル&デジタルなコックピット体験などを実機と共に出展し、開発担当者が説明する場となっていた。

◆次世代のスマートキャビン「Saphir」を本邦初公開

その中で最も目を引いたのが、ほぼ会場中央部に展示されていた車両型モックアップ「Saphir(サファイア)」で、本邦初公開となった。これはエレクトロニクスやソフトウェア、シート、インテリアデザイン、ライティングなど、現在進行している自動車業界の変化を先取りを目標に、FORVIAの最高技術を結集した、いわば“スマートキャビン”として位置付けられる。

車両の外周には走行モードによって色が変化するライトが装備され、たとえば自動運転モードではシアンカラーを表示。ディスプレイ付きのヘッドライトは、ロービームとハイビームを縦型に配置し、自動運転時には歩行者にアピールする機能を備えた。また、テールライトはストップランプとターンランプを同じ場所で光らせることができるほか、ハンズフリーでトランクを開けるためのユニークなスポットライト機能も紹介された。


《会田肇》

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