世界第7位の自動車部品サプライヤーであるフォルシアの日本法人フォルシア・ジャパンは7月10日、開催中だったFORVIA(フォルヴィア)グループの最新技術を展示した『FORVIA Innovation Days YOKOHAMA』を、6年ぶりにメディア向けに公開した。
会場では、電動化&エネルギーマネジメント、安全&自動運転、サスティナブル&デジタルなコックピット体験などを実機と共に出展し、開発担当者が説明する場となっていた。
◆次世代のスマートキャビン「Saphir」を本邦初公開

その中で最も目を引いたのが、ほぼ会場中央部に展示されていた車両型モックアップ「Saphir(サファイア)」で、本邦初公開となった。これはエレクトロニクスやソフトウェア、シート、インテリアデザイン、ライティングなど、現在進行している自動車業界の変化を先取りを目標に、FORVIAの最高技術を結集した、いわば“スマートキャビン”として位置付けられる。
車両の外周には走行モードによって色が変化するライトが装備され、たとえば自動運転モードではシアンカラーを表示。ディスプレイ付きのヘッドライトは、ロービームとハイビームを縦型に配置し、自動運転時には歩行者にアピールする機能を備えた。また、テールライトはストップランプとターンランプを同じ場所で光らせることができるほか、ハンズフリーでトランクを開けるためのユニークなスポットライト機能も紹介された。