三菱地所・サイモンとGOは15日、御殿場プレミアム・アウトレットにタクシーアプリ「GO」専用のりばを設置したと発表した。
利用ニーズの高いインバウンド旅行客をはじめとする来場者の交通利便性向上を図る。GOのりばの設置は静岡県内で初、アウトレットモールにおいては全国初となる。
御殿場プレミアム・アウトレットは2025年7月で開業25年を迎える日本最大のアウトレットモール。世界文化遺産である富士山を間近に望みながら、約290ものブランドショップでの買い物、グルメ、宿泊や温泉などが楽しめる「ショッピングリゾート」として、国内のみならず海外からの来場者も多い施設だ。
2024年度には約66万人のインバウンドの客が来場し、個人旅行での来場者がコロナ禍前の約1.7倍となる中、タクシーの利用ニーズも高まっている。

GOが46都道府県で展開するNo.1タクシーアプリ「GO」は、インバウンド旅行客にも多く使われており、175以上の国と地域のユーザーが日本国内でGOを利用している。また中国・韓国・台湾・東南アジアの9つのモビリティサービスとの連携により、訪日時に自国サービスからタクシーが呼べる体験も提供している。
インバウンド旅行客など客の交通利便性向上のため、施設内の2箇所にGOのりばを設置。同時に施設内のデジタルサイネージや看板などの各種インフォメーションを通じて、アプリから簡単にタクシーが呼べる旨を案内する。
GOでの注文時に施設内を選択すると、のりばが自動的に乗車地に設定され、タクシーとスムーズに待ち合わせできる。また目的地の事前入力や、降車・決済までがアプリ内で完結できるため、来場者は乗務員と必要最小限のコミュニケーションでの移動が可能だ。乗務員にとっても接客対応の負担軽減につながる。
両社は本施策による顧客の「移動の足」の充実を通じて、より快適なアウトレットショッピング体験を目指している。