中国の長安汽車傘下の新エネルギー車ブランドの深藍汽車(DEEPAL)は、タイに設立した海外初の工場において、新型電動SUVのDEEPAL『S05』の右ハンドル仕様の量産を開始した。これにより同社のグローバル展開が大きく前進することとなった。
生産開始式典に先立ち、タイのペートンタン首相は長安汽車の朱華栄董事長や深藍汽車のトウ承浩CEOらと会談を行った。首相は会談で、深藍のタイ工場がタイの新エネルギー車産業チェーンの発展に与える推進効果を高く評価した。
式典で朱華栄董事長は「今日、深藍S05右ハンドル版がロヨン工場で正式に生産開始となり、グローバルユーザーに新たな科学技術とインテリジェンス体験を届ける。今後3年間で12の新エネルギー車製品を順次投入予定だ」と述べた。さらに「AI技術や運転支援システムの技術革新と応用を加速し、ヒューマノイドロボットや空飛ぶ車などの産業も発展させ、より多くの業界最先端技術成果を届けていく」と今後の展開を説明した。
