米国のビューエルモーターサイクルは、2025年秋から新型モデル『スーパーツーリング』の生産を開始すると発表した。ツーリング愛好者待望のモデルであり、優れた性能と快適性を兼ね備えている。
スーパーツーリングは185hpのパワーと、102フィートポンドのトルクを発揮し、車両重量はバッグなしで439ポンド（約199kg）と軽量だ。これにより業界をリードするパワーウェイトレシオ0.421hp/lbを実現している。燃料タンクをフレームに組み込む独自の「Fuel in Frame」設計を採用し、レーシングの伝統を受け継ぐ。
標準装備にはブレンボ製のデュアルディスクブレーキ、EBCローター、フォックス製サスペンションとステアリングスタビライザー、カーボンファイバー製のボディワーク、ダンロップのスポーツマックスQ5Aタイヤ、快適な2人乗りに対応したサドルメン製シートなどが含まれる。フットペグはグリップ性を高め、車高を1インチ下げた設計だ。
米ビューエルの新型バイク『スーパーツーリング』カスタマイズオプションも用意されており、セカンダリーエキゾーストと36リットルバッグのセット（1500ドル）、カットチップと36リットルバッグのセット（2000ドル）、クイックシフトシステム（495ドル）などが選べる。
先行予約は2025年7月1日から開始。9月1日以降に一般販売が開始される。なお、販売は米国とカナダに限定される。生産は段階的に行われ、まず先行予約者への納品を優先し、その後販売パートナーの店舗にモデルを供給する。
