次世代フォーミュラカー「NEXT-FORMULA」の開発を進めている日本自動車レース工業会(JMIA)は、、5月21日から開催される「人とくるまのテクノロジー展 2025 YOKOHAMA」で、風洞モデルやギアボックスなどを公開する。
JMIAは「世界に誇れる日本のレーシングカー産業を築く」をビジョンとして2008年に発足。これまでFIA-FORMULA 4やFIA-FORMULA REGIONALなど多くの車両開発に「日本のモノづくり」の観点で取り組んできた実績を持つ。
今回開発中の「NEXT-FORMULA」は「TOP FORMULA」に位置づけられる次世代レーシングカーで、2025年10月の完成を予定している。コンセプトとして、サステイナブルなレース運営のための適正コストと安定した部品供給の実現、最新安全基準を満たしながらも高い運動性能の維持、最新の空力デザインによるエンターテイメント性の向上などを掲げている。
さらに、コンパクト化と十分なコクピットサイズの両立、環境志向型材料および製法の採用、モータースポーツ関連企業の開発力と潜在技術の発掘なども重視している点が特徴だ。
5月21日から3日間、パシフィコ横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展 2025 YOKOHAMA」では、風洞モデルや採用予定のギアボックスが公開される。JMIAはこれまで開発してきたレーシングカーの歴史も紹介する予定だ。
同ブースには複数の協賛企業も参加し、日本のモータースポーツ技術の集積を示す展示となる。