高出力&レースモード搭載! ボッシュ、eMTB向け新型ドライブユニット発表

ボッシュのeMTB用の新型ドライブユニット「Performance Line CX-R」
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  • Performance Line CX-Rを搭載したeMTB
  • Performance Line CX-Rを搭載したeMTB
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ボッシュは、eMTB(電動マウンテンバイク)用の新型ドライブユニット「Performance Line CX-R」を欧州で発表した。最大トルク100Nm、最大出力750Wという圧倒的なパワーと、ペダル入力に対して最大400%のアシスト力を提供する高性能モデルだ。

新型ドライブユニットは、トップアスリートと共同開発され、航空宇宙産業やレース用の高性能素材を採用。マグネシウム製ハウジングやチタン製クランクスピンドル、高品質セラミックボールベアリングの採用により、重量はわずか約2.7kgに抑えられている。

Performance Line CX-Rの最大の特徴は、高精度なセンサー技術と専用走行モードだ。センサーは1秒間に1000回もペダル入力を測定し、6次元の加速度と回転速度を検知する慣性センサー(IMU)も搭載。これにより、ミリ秒単位でペダル入力に反応し、正確なタイミングでパワーを供給する。

Performance Line CX-Rを搭載したeMTBPerformance Line CX-Rを搭載したeMTB

走行モードは「Tour+」「eMTB」「eMTB+」「Race」の4種類を用意した。特にCX-Rのみに搭載される「Raceモード」は、タイムラグのない加速と最高速度までフルパワーでアシストする。また新開発の「eMTB+モード」は、Raceモードとの中間に位置し、フルパワーと優れたコントロール性を両立させている。

すべての走行モードはスマートフォンアプリ「eBike Flow」で細かくカスタマイズ可能。出力やトルク、反応性などを調整できるため、ライダーの好みや走行状況に合わせた設定が可能だ。

Performance Line CX-Rを搭載したeMTBPerformance Line CX-Rを搭載したeMTB

下り坂走行時には、外部駆動系(チェーン、チェーンリング、カセット)と内部駆動系(フリーホイール、ギアシステム、モーター)の分離機構により、機械的ノイズを低減。これにより、トレイルや自然に集中できる静かな走行体験を提供する。

Performance Line CX-Rを搭載した電動マウンテンバイクは、2025年秋から販売される予定だ。

《森脇稔》

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