ボルボカーズの営業利益6割減、EV販売比率は2割と高水準に 2025年第1四半期決算

ボルボ EX90
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ボルボカーズは、2025年第1四半期(1~3月)の決算を発表した。グループ営業利益(EBIT)は、前年同期比6割減の19億スウェーデンクローナとなった。

業績は前年同期比で減少しており、その要因として2024年第4四半期に計画的に在庫を削減したことによる卸売台数の減少や、為替の悪影響が挙げられている。また、世界情勢の不安定さや自動車業界を取り巻く厳しい外部環境も業績に影響を与えている。

この状況に対応するため、ボルボカーズは180億クローナ規模のコストと現金効率化計画を発表した。この計画には30億クローナの変動費削減と50億クローナの間接費効率化が含まれており、その半分は2026年のEBITに反映される見込みだ。さらに、100億クローナの追加的な現金対策により、2025年から2026年にかけて運転資本と設備投資の削減を図る。


《森脇稔》

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